Cryptosporidium parvum

Cryptosporidium parvumは、Cryptosporidium属の単細胞の腸管寄生原虫です。

Cryptosporidium parvumは、主に哺乳類によって伝播される人畜共通感染症です。クリプトスポリジウム症を引き起こします。疾患例には、以下のようなものがあります。

• 下痢

• 胃腸炎

• 胆管炎

• 膵炎

Cryptosporidium parvumは世界中に存在し、ヒト、および犬、猫、牛、羊、豚などのさまざまな哺乳動物の小腸でコロニーを形成します。この病原体の感染性のオーシストは、塩素などの消毒剤に対して高い耐性を示します。

内視鏡検査における病原体感染との関連性

• 消化器科：高

• 呼吸器科：関連なし

• 耳鼻咽喉科：関連なし

• 泌尿器科：関連なし

内視鏡サーベイランスとの関連性

• 高リスク(High concern organism)

感染経路

Cryptosporidium parvumは、汚染された水や食品を介した糞口経路の他、接触感染でも伝播します。

薬剤耐性

Cryptosporidium parvumは、多くの抗菌剤に対して低い感受性を示します。