C型肝炎ウイルス(HCV)
C型肝炎ウイルス(HCV)は、フラビウイルス科のエンベロープを持つ一本鎖RNAウイルスです。
HCVの初期感染では、約80%の人が無症状です。急性の経過では、発熱、倦怠感、吐き気、嘔吐、関節痛、黄疸などの症状が現れることがあります。
初期感染は自覚症状がないことが多いため、慢性化のリスクが高くなります。慢性感染は、このウィルスのRNA(HCV RNA)が6か月を超えて検出される場合に発生します。 慢性の経過では、20~30年以内に罹患者の10~40%に肝硬変が発生します。肝臓がんを発症するリスクも高まります。
HCVに対する効果的なワクチンはまだありません。
ヒトはC型肝炎ウイルスの唯一の宿主です。
内視鏡検査における病原体感染との関連性
消化器科:低
呼吸器科:関連なし
耳鼻咽喉科:関連なし
泌尿器科:関連なし
感染経路
C型肝炎ウイルスは血液媒介ウイルスであり、最も一般的な感染経路は次の通りです。
注射器具の共有による薬物注射。
医療施設での汚染された医療器具、特に注射器や注射針の使用。
未検査の血液および血液製剤の輸血。
粘膜損傷や血液との接触をもたらす性行為。
出産時に、このウイルスに感染した女性から新生児に伝播する可能性もあり
不適切な内視鏡のリプます。ロセスに関連する、HCV感染のリスクについてはデータは十分ではありません。文献上はHCV感染の症例はほとんどありません。生検鉗子が適切にリプロセスされていない場合には、感染のリスクがあります。
出典と参考文献
Gries O, Ly T: Infektologie – Kompendium humanpathogener Infektionskrankheiten und Erreger, Springer-Verlag Berlin Heidelberg 2019.
Hepatitis C, Centers for Disease Control and Prevention, https://www.cdc.gov/hepatitis/hcv/index.htm. 2021年5月14日にアクセスしました。
Hepatitis C, World Health Organization, https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/hepatitis-c. 2021年5月14日にアクセスしました。
Kovaleva J. et al. Infectious complications in gastrointestinal endoscopy and their prevention, / Best Practice & Research Clinical Gastroenterology 30 (2016) 689-704.
Petignat C. Infektionsübertragungsrisiko bei einer Endoskopie, Schweizerische Gesellschaft für Sterilgutversorgung. Journal Forum 2008; 3: 36–40.