湿式リークテストと乾式リークテスト

質問:

湿式リークテストと乾式リークテストの違いとは?

回答:

リークテストはリプロセス工程における重要なステップであり、内視鏡を加圧してチャンネルおよびシール部の漏れや破損を確認します。実施方法には、手動ポンプまたは自動リークテスターを用いて、湿式法・乾式法のいずれでも実施できます。この手順を実施するときは、必ずリークテスターおよび内視鏡の取扱説明書(IFU)に従ってください。

湿式リークテストでは、内視鏡を完全に水中に浸漬して漏れを特定します。内視鏡内への浸水による損傷を防ぐため、内視鏡は水中に浸漬する前から加圧し、水中から取り出すまで加圧状態を維持する事が必須です。漏れがある場合は、穴や亀裂から気泡が発生し、水中で観察可能です。この方法では、洗浄剤の存在により泡が生じ、内視鏡から発生するリーク気泡との判別が困難になるため、清潔な水でのみ実施すべきです。

乾式リークテストは、湿式リークテストとは異なり、水中への浸漬を必要としません。乾式リークテストでは、一定時間における圧力状態の低下の有無を確認することにより、漏れの可能性を判定します。リークテスト手順の第一段階として乾式リークテストを実施し、その後、漏れ箇所の特定を手助けする目的で湿式リークテストを行う場合もあります。

両方のリークテスト方法を理解することで、各施設における全体のリプロセスワークフローに最適なアプローチを決定するのに役立ちます。いずれの場合も、漏れが確認された場合は、IFUを参照するか、または製造販売元に連絡し、漏れのある内視鏡の適切なリプロセス方法についてご確認ください。

出典と参考文献

  1. Association for the Advancement of Medical Instrumentation. ANSI/AAMI ST91:2021 Flexible and semi-rigid endoscope processing in health care facilities. AAMI; 2021. https://www.aami.org/st91. 2025年8月にアクセス。

  2. Association of periOperative Registered Nurses. Guideline for Processing Flexible Endoscopes. AORN; 2022. 2025年8月にアクセス。